- 📜 国際刑事裁判所規程58条:予審裁判部による逮捕状又は召喚状の発付(ICC Statute Article 58: Issuance by the Pre-Trial Chamber of a warrant of arrest or a summons to appear)
Where the ICC stands if war crimes are committed on either side of the Israel-Hamas war
パレスチナに対する裁判所管轄権
- 📜 国際刑事裁判所規程12条:管轄権を行使する前提条件(ICC Statute Article 12: Preconditions to the exercise of jurisdiction)
- 裁判所規程12条3項に基づく裁判所管轄権の受諾
- 1度目:2009年1月21日(宣言文書)
- 2度目:2014年12月31日(宣言文書)
- 2015年1月2日にローマ規程に加盟(2015年4月1日に同国に対して発効)
- 2018年5月15日にパレスチナ事態を締約国として付託
ガザ地区に対する裁判所管轄権
- パレスチナ事態に関する予審裁判部判決(2021年):パレスチナの状況における裁判所の領域的管轄権が、1967年からイスラエルにより占領されている領域、すなわち、ガザ地区、エルサレムを含む西岸地区に及ぶと判断。
- バングラデシュ/ミャンマー事態に関する第3予審裁判部による捜査開始許可決定(2019年)
- 📖 参考文献
締約国による事態の付託
- 【AP】2023年10月26日、パレスチナ自治政府の外相は、10月7日のイスラエル南部へのハマスの奇襲攻撃に関する国際刑事裁判所の捜査を妨害するつもりはなく、同裁判所によるパレスチナ自治区での行動全般の調査を支持すると述べた。
- 2023年11月17日、南アフリカ・バングラデシュ・ボリビア・コモロ・ジブチがとともに、パレスチナ事態を国際刑事裁判所(ICC)検察官に付託し、同裁判所の管轄下における犯罪の可能性について調査を依頼した。
- 2024年1月18日、メキシコとチリが、パレスチナ事態を国際刑事裁判所(ICC)検察官に付託し、同裁判所の管轄下における犯罪の可能性について調査を依頼した。
その他のアクターによる対応
- 2023年12月16日、アルジャジーラ・メディア・ネットワークは、ガザでのカメラマン、サマー・アブダカの暗殺事件を国際刑事裁判所に緊急に提出することを決定。この事件は、イスラエル軍による攻撃とパレスチナ占領地域での同ネットワーククルーへの襲撃も含む。
検察官による対応
モレノ・オカンポ(2003〜2012年)
- パレスチナによる1度目の裁判所管轄権の受諾(2009年1月21日)に対して、法的に義務づけられていた通り、直ちにパレスチナ情勢に関する予備調査を開始した。