2024年4月8日に、安保理がパレスチナの国連加盟国の地位に関する申請について、改めて新加盟国承認委員会に委任することを決定した
2024年4月18日に、安保理9069回会期において、決議草案(S/2024/312)が🇺🇸 アメリカ合衆国の拒否権により否決(🇬🇧 イギリス・🇨🇭スイスも棄権)
🇺🇸 2024年5月1日に、総会は、アメリカ合衆国がパレスチナへの国連正式加盟を勧告する安保理決議を否決したことの影響について討議
総会は第10回特別緊急会期を再開し、2024年5月10日に決議案(A/ES-10/L.30/Rev.1)を採択(賛成143–反対9–棄権25)した。決議(A/RES/ES-10/23)
国連憲章は破れない
<aside> 💡 記者:あのイメージ(イスラエル国連常駐代表が憲章をシュレッダーにかけたこと)をテレビでご覧になって不快に感じますか? 事務総長報道官:あれは一つの憲章(a charter)にすぎません。多くの憲章(charters)があります。ここにも一つある。憲章も、その理想も無傷です。 記者:あなたが復活させたのですね。(一同笑い)
報道官:「憲章は私たちの手元に残るものです。申し上げたように、この機構の創設文書です。 この機構が存在する限り、憲章も存在する。」
</aside>
多くの国家が参照するモンテビデオ条約によれば、「国家」とは(a)恒常的な住民、(b)一定の領域、(c)政府、(d)他国と関係を取り結ぶ能力を持つ政治的実体であると理解されることが多い。この①~④を国家性(statehood)の要件と呼ぶ。
📜 国の権利義務に関する条約(モンテビデオ条約)(1933年)
Article 1 The state as a person of international law should possess the following qualifications:
a. a permanent population;
b. a defined territory;
c. government; and
d. capacity to enter into relations with the other states.